マイホームの理想とこだわりをかたちにする打ち合わせ。家づくりをする上で重要な役割を担っています。そんな新築住宅の打ち合わせはどのような事が行われるのでしょう？建てたあと、後悔のない家づくりをするための打ち合わせの回数や注意点をお伝えしていきます。

新築住宅の打ち合わせの内容と回数

新築住宅の打ち合わせは「着工前・建築中・完成後」と大きく3段階にわけることができます。

メインとなるのが着工前の打ち合わせで、回数は平均して7~15回程度。家の間取りや設備、内装や外装、費用などたくさんのことを決めていきます。

 

・資金計画（予算、頭金、住宅ローン）

・間取り（動線、部屋数）

・内装（壁紙、床材、照明）

・外装（屋根、外壁）

・外構（庭、駐車場）

 

間取り図だけではなく、立体的な画像で完成イメージを見ることもでき、家づくりのほとんどがこの段階の打ち合わせで決まっていきます。スムーズに打ち合わせをすすめるために、絶対に譲れない条件や希望を明確にしておくことがオススメです。

建築中の打ち合わせでは、計画通りに進んでいるかの確認。カーテンや照明スイッチの位置など細かいことを決める場合もあります。完成後には最終確認や支払いのことなどを話します。

 

新築住宅の打ち合わせの注意点

楽しみなマイホームの打ち合わせ。しかし回数を重ねると少ししんどくもなってくるもの。何度も回数を重ねるよりも1回の打ち合わせを実りあるものにしたいですよね。そのために私たちが注意することを解説していきます。

記録をとってトラブルを避ける

人生に何度もあるわけではないマイホーム建築。大切なマイホームでのトラブルを避けるためにも打ち合わせ内容を記録するようにしましょう。修正点が伝わっていなかった、提案通りになっていないなどのトラブルがおきた時、記録を残しておけばどこで問題が起きたのかすぐにわかります。

自分が出した希望や条件、それに対しての担当者の提案や返答 などを記録しましょう。後日、振り返って考えを整理することもできるのでオススメです。

打ち合わせの回数は人によって違う

新築住宅の打ち合わせに何回という回数設定はありません。人それぞれ打ち合わせ回数は違うのです。

こだわりや修正などがある場合打ち合わせ回数は増え、逆にトラブルや修正などもなくスムーズに打ち合わせが進めば最低限の回数で打ち合わせを終了することができます。

打ち合わせが多いほどコストアップする

実は新築住宅の打ち合わせにも料金が発生しているのはご存知ですか？

打ち合わせの度にお金を直接払うなどということがないため、気にされている方は少ないかもしれませんが、しっかりと住宅費用の中に含まれています。

無駄なコストを減らし、設備投資やインテリアに費用をまわすためにも打ち合わせは効率よく行いたいですね。

 

新築住宅の打ち合わせを効率的に進める方法

何も準備せずに臨んでも、担当者が打ち合わせをリードしてくれるので大丈夫。しかししっかり準備していけば、1回の打ち合わせを効率よく進めたり、マイホームの理想や条件についてしっかり伝えることができます。

予算や要望を考えておく

注文住宅は費用の上限がありません。お金をかけようと思えばいくらでもかけることができます。しかし建てたら終わりではないですよね。その後、生活も続いていきます。そのため、しっかりと予算を明確にしておきましょう。「どのくらい予算をかけたら良いかわからない」と思われるかもしれませんが、ほとんどの住宅会社では資金計画の相談にものってもらえるので安心してくださいね。

それから「これだけは譲れない」という要望を明確にしておくこと打ち合わせがスムーズです。お金をしっかりかける部分と、予算次第では削る部分とのメリハリをつけることができます。

写真などでイメージを明確に伝える

最近はインテリアや新築住宅の情報がたくさんあります。雑誌やネット、SNSなどから自分のイメージにあう画像を準備しておくと、担当者に希望を伝えやすいですよ。家を建てたあとにイメージと違う・・・となることが防げます。

 

打ち合わせが少ない規格住宅を選ぶ

打ち合わせ回数を減らすためには、規格住宅を選ぶのも方法のひとつです。規格住宅とは間取りなどが用意されており、好きなデザインや設備を自分で選べる住宅のこと。フルオーダーの注文住宅に比べ打ち合わせ回数も少ない上、費用も抑えることができ、工期も短くて済むというメリットもあります。

 

まとめ

新築住宅を建てるために重要な打ち合わせについてお伝えしました。こだわりのマイホームはもちろん、打ち合わせの時間や内容をより良いものにするためにも事前準備をしっかりして打ち合わせに臨みたいですね。