徳島で新築住宅の土地を安く手に入れる3つの裏ワザ
徳島県で家を建てるための土地取得費の平均は約890万円。全国平均は約1,300万円なので、比較的土地は安く購入できます。しかし、なんとなく不動産に依頼したり、「いい土地ないかなぁ」と土地情報のチラシを眺めているだけでは、いい土地は見つかりません。いい土地を安く手に入れるには、コツが必要なのです。
土地の探し方の基本的な5ステップ
ステップ1.資金計画を立てる
土地代以外にも、建物代や引っ越し代などさまざまな費用がかかります。すべて考慮して土地代にどのくらい使えるか考えます。自分で予算を立てるのはなかなか難しいので、住宅会社に相談するのがおすすめです。
ステップ2.土地情報が載っている媒体を探す
チラシ・土地情報誌など、まずは土地の情報を集めます。インターネットで「徳島県 土地情報」などのキーワードで検索してみるのもおすすめ。あとは住宅会社によっては、ネットから希望学区などの条件から土地や物件を検索できることがあります。(例:戸建てプラザ/新築戸建て・中古戸建て・土地検索)エリアの相場感を知るのに役立ちますよ。
ステップ3.希望エリアの土地をピックアップ
希望エリア内で土地を探していきます。ポイントは予算より高い土地まで視野に入れて探すことです。これについての詳細は次の「裏ワザ1」で解説します。
ステップ4.優先順位をつける
「通勤時間・広さ・日当たり・スーパーへの距離」など優先したい順番を決めます。ピックアップした土地のなかで、どの土地が自分や家族の希望に最も近いか考えます。
ステップ5.価格交渉する
ピックアップした土地と予算を照らし合わせて、仲介業者に値段の交渉をしてもらいます。うまく価格交渉する方法については「裏ワザ2・3」を参考にしてください。
裏ワザ1:予算+1~2割高い土地を探す
土地の予算が800万円のときに「800万円以内で買える土地」しか探していないと、あまり良い土地は見つかりません。土地というのは、売主側が「このくらいの値段で売れたら良いなぁ」と、少し高い値段をつけていることが多いからです。
もし土地の予算が800万円なら、1,000万円くらいまで視野を広げて見てみましょう。800万円の土地を探していたときより、条件の良い土地が見つかることと思います。とはいえそのまま1,000万円で購入すると予算オーバーになるので、「800万円なら買います」と価格交渉をするのです。
裏ワザ2:価格交渉は自分でしない
1,000万円の土地が本当に800万円まで下がるのかなぁ・・・と思うかもしれません。そこで活躍するのが、プロの不動産仲介業者です。
信頼できる業者があれば、そこに「800万円なら今すぐ購入します」と伝えて価格交渉を依頼しましょう。もちろん業者を使えば、仲介手数料が必要になります。しかし、価格が安くなれば仲介手数料分は元がとれるでしょう。
ここで大切なポイントは、「地主さん側の仲介業者は使わない」ということ。地主さんの利益を優先する業者ではなく、別の仲介業者に頼んで、業者同士で交渉してもらうようにします。
裏ワザ3:チラシに載っていない土地を探す
土地探しといえば、チラシやインターネットで売り出されている土地を見たり、不動産屋や住宅会社に探してもらうのがスタンダード。でもやり方によっては「まだ売り出されていない土地」を買うこともできます。
まずはゼンリンの「住宅地図」を用意しましょう。この地図には町や道、ビルの名前だけでなく、もっと細かく「どこに誰が住んでいるのか」という情報まで書いてあります。1冊まるごと買うと1~2万円する高価なものですが、必要なエリアだけならコンビニで1枚400円くらいでプリントアウトできます。図書館や役所、住宅会社などで手に入れる方法もあります。
この地図で希望エリア内に、家が建っていない空き地がないか探してみます。良さそうな土地が見つかれば、法務局で所有者を確認して直接「土地を売る気はありませんか?」と聞いてみるのです。
「そんなに簡単には売ってくれないんじゃない?」と思うかもしれませんが、地主さんはたくさん土地を持っているケースが多いので、意外と売ってくれることも多いのです。
しかし、自分で調べて交渉して・・・となると、結構大変。交渉は難しそうだから嫌だという方も多いことでしょう。もちろん自分でもできますが、不動産業者に依頼するのがおすすめです。プロに任せることで仲介手数料はかかりますが、直接買うよりも安く買えるよう交渉してもらえば良いのです。
まとめ
土地を安く購入するコツは、土地探しの視野を広げることと、仲介業者をうまく使うことです。ただ、やみくもに土地から探し始めると、なかなか建物代と土地代とのバランスがうまくとれません。まずは住宅会社に問い合わせて資金計画を手伝ってもらうのがおすすめです。一番むずかしい「建物代にいくら、土地代にいくら」と予算を決めるところをサポートしてもらうことで、あとの作業が格段にスムーズに進みます。