徳島で新築住宅を買うときの土地探しのポイント
徳島で新築住宅を建てる土地を探すとき、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。今回は、土地探しの基本的な知識や、徳島での土地探しのポイント、注意点などをご紹介します。
希望条件をリストアップ
住みたいエリア、周辺環境、土地の広さ、条件などをリストアップします。例えば、「土地は狭くても良いので、便利な場所が良い」「絶対に◯◯学区が良い」などあるかと思います。すべての条件をクリアする土地を予算内で見つけるのは至難の業。希望条件をリストアップしたら、家族で「絶対に叶えたい条件」「できればで良い条件」など優先順位をつけておきましょう。
また、「内装や設備はあとから変えられるから、建物より土地にお金をかけるべき」と思う方もいるかもしれません。しかし、広さや日当たりなど、土地の条件の中には、家の間取り次第で改善できることもあります。土地にお金をかけすぎるより、ある程度の妥協をして建物にお金をかけた方が良かったというケースもあることを頭に入れておきましょう。
徳島で新築住宅を建てる土地探しのポイント
徳島県の県庁所在地は徳島市。人口は約25万人です。スーパーや銀行、病院などの施設は一通りそろっており、徳島駅前から市内各地へバスが通っています。そのほかに人気なのが、藍住町や北島町。徳島市内から来るまで20分ほどで、ベッドタウンとして若い世代の方にも人気が高い街です。
徳島は車での移動がメイン。自宅からどの幹線道路へのアクセスが良いかでも、暮らしやすさが変わってきます。また徳島市は川で囲まれており、各所に橋があるのも特徴です。橋は迂回しづらく朝夕は渋滞が起こりやすいので、なるべく勤務地までに通る橋が少ないエリアで土地を探すなどといったことも考えておきましょう。
新築住宅の土地探しでの注意点
土地探しで「スーパーに近い」などの条件は分かりやすいのですが、素人にはなかなか気づかない条件もあります。一見お買い得に思える土地でも、造成工事や地盤工事など別途費用がかかることもあるので気をつけましょう。
・用途地域
日本では都市計画法によって、住居・商業・工業など土地の利用方法が決められています。それぞれの目的によって建てられる建物の種類や大きさなどに制限がかけられています。例えば「第一種低層住居専用地域」なら、2階建てくらいの低い住宅が主に建てられるので、商業施設などがなく利便性は劣るものの閑静な住宅街に。第二種ならコンビニなどの小規模な店舗が建てられるなど、その土地の用途地域によってどのような街がつくられるかがある程度決まってきます。
・建ぺい率、容積率
土地の広さを考えるときに気をつけたいのが建ぺい率と容積率。建ぺい率は「敷地面積に対する建築面積の割合」、容積率は「敷地面積に対する延床面積の割合」です。土地の広さに対し、いくらでも好きな大きさの建物を建てられるわけではなく、その土地の建ぺい率と容積率を守った規模の建物しか建てられないので、チェックしましょう。
・接道条件
土地によっては、建物が建設できない土地があります。接道義務といって「道幅4m以上の道路に間口が2m以上接していること」という条件を守らなければ、その土地に住宅は建てられません。土地探しでは接道条件も確認必須です。
・高低差
傾斜のある土地など、高低差のある土地は購入価格が安いメリットがあります。しかし、造成などで建築費用がかさむこともあるため、トータルの費用で判断しましょう。目安として、隣地や道路と1m以上の高低差がある場合は、擁壁工事などの対策が必要となる可能性が高いです。
・土地の安全性
土地の購入前後には正式な地盤調査もおこなえますが、土地探しの段階では基本的に役所の資料や古い地図などから地盤の状態を判断します。埋め立てた地区や山を切り開いて盛り土した地区、元々が海・川・沼だった土地などは地盤が弱いことも。軟弱地盤であれば、地盤改良などの地盤補強工事が必要となる可能性があります。ハザードマップで、災害リスクも調べておきましょう。
土地探しはどこで相談するべき?
土地探しをされる際には、不動産会社に探してもらうという方が多いかと思います。それも良いのですが、新築住宅を建てる土地を探すなら、住宅メーカーにも相談しておきましょう。希望する建物を建てるにはどのような土地を探せば良いかアドバイスしてもらえます。
新築住宅メーカーには、不動産部門を持っていて、土地探しからサポートしてくれるところもあります。土地と建物を同時に検討できるので、効率良く進められます。
まとめ
どのような土地を探すかは、「どんな家でどんな暮らしをしたいか」によって異なります。「スーパーなどが近くにあって利便性が近いと良いな」「子育てしやすい街が良いな」など、家族のイメージを共有して住宅メーカーや不動産会社に伝えてみてください。徳島の地元密着の住宅メーカーであれば、地元ならではの情報も教えてもらうことができますよ。