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断熱等性能等級とは?新築住宅を建てる前に知っておきたいポイント

”高気密高断熱の家”というキャッチフレーズを見かけませんか?外気を遮断し、家のぬくもりを逃がしにくい家のことです。夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。

しかし、「うちは高気密高断熱の家です!」「性能の高い断熱材を使っているから夏も涼しいです!」と言われただけでは、実際に住むまで性能が分かりづらいですよね。そこで指標になるのが、「断熱等性能等級」です。

今回は、断熱等性能等級に関する基本的な知識や、取得するメリットなどをお伝えします。

 

断熱等性能等級とは?

断熱等性能等級とは、外皮(窓、ドア、屋根、基礎など外部と接する部分)の省エネルギー性能を評価したものです。夏は涼しく冬は暖かい家かどうかを可視化したもの、と言った方が分かりやすいでしょうか。

建物を評価する上で、

・外皮平均熱貫流率(UA値)
・冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)

の2つをベースに等級の分類を行います。これらの項目の意味については、後ほど説明しましょう。

 

等級は1~4まであり、高くなるほど断熱性能もアップ。それぞれの等級の基準は以下の通りです。

等級4 = 平成28年の省エネ基準
等級3 = 平成4年の省エネ基準
等級2 = 昭和55年の省エネ基準
等級1 = それ以下

 

1. 外皮平均熱貫流率

通常、建物内部の熱が外皮を伝わって逃げていきます。この熱量を外皮全体で平均したものが「外皮平均熱貫流率(UA値)」です。値が低くなるほど熱が逃げにくい、つまり断熱性能に優れた家と言えます。

2. 冷房期の平均日射熱取得率

夏場は窓から直接外気の熱が伝わったり、屋根や壁などから熱が伝わったりして、家が暑くなります。このように外から侵入してくる熱を評価したのが、「冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)」です。冷房期間の日射熱を平均し、外皮の合計で割ると値が出ます。値が低いほど外部からの熱が伝わりにくく、冷房が効きやすい省エネ住宅ということに。

 

断熱等性能等級を取得するメリット

2020年に「省エネ基準適合義務化」がはじまる予定でした。この制度は、平成28年以前の断熱基準では建築許可がおりないというもの。
しかし、2020年スタートだと大半の事業者がこの基準を満たせず、新築ができなくなったり現場で混乱が生じたりするからという理由から見送りになりました。

見送りになったものの、今後新築住宅を建てるのであれば、省エネ住宅はマストと言えるでしょう。また、今からでも断熱等性能等級を取得するメリットは十分にあります。

夏は涼しく、冬は暖かい快適な住宅

夏は涼しく、冬は暖かいという理想的な住宅を手に入れられます。快適に過ごせるのはもちろんのこと、冷暖房費が削減できたり、ヒートショックを防止できたりと、金銭面や健康面でうれしい効果が期待できるのです。

税金などの優遇が受けられる

税金などの優遇が受けられるのもメリットのひとつ。断熱等性能等級の等級4を取得することは、長期優良住宅の認定基準のひとつになっています。長期優良住宅に認定されると以下のような優遇が受けられるのでチェックしてみましょう。

 

・住宅ローン減税
一般住宅最大400万円→長期優良住宅最大500万円

関連記事/長期優良住宅とは?新築住宅を建てる前に知っておきたいポイント

・固定資産税の優遇
固定資産税半額の期間が一般住宅だと3年→長期優良住宅なら5年

・登録免許税、不動産取得税減税の拡充

登録免許税が0.15%→0.1%

不動産取得税控除額が一般住宅だと1200万円→長期優良住宅なら1300万円

・フラット35の金利引き下げ

5年~10年間年利が0.25%引き下げ

建物の資産価値が高まる

通常、素人には家の性能は判断しづらいものです。もし、家の性能が評価書などで確認できると、一気に安心や信頼度が高まりませんか?

断熱等性能等級を取得することは”省エネ住宅”であることの可視化につながります。将来的に何らかの理由で家を売却することになったとき、断熱等性能等級を取得していると
高値で売却できたり、いち早く買い手が見つかるかもしれません。

 

断熱等性能等級4は最低限のレベル

断熱等性能等級を取得したいと担当者に伝えたとき、「断熱等級4が最高ランクです」と言われるかもしれません。しかし、断熱等級4は「最低限満たすべきレベル」と考えましょう。

なぜなら、2020年に義務化予定だった「省エネ基準適合」では、最低でも断熱等級4(平成28年の断熱基準)をクリアすべきとされているからです。つまり、断熱等級4だとギリギリ家が建てられる状態ということに。

 

これからの新築住宅はHEAT20の基準を参考に

これから新築住宅を建てるなら、「HEAT20」を基準にするとよいでしょう。HEAT20とは、団体の呼称で「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」の英略です。

HEAT20では、G1~G3まで基準があり、高くなるほど断熱性能に優れています。

 

・G1:北海道や東北の一部(地域区分1.2)でおおむね13℃を下回らない。沖縄を除くそれ以外の地域(地域区分3~7)でおおむね10℃を下回らない。

・G2:北海道や東北の一部(地域区分1.2)でおおむね15℃を下回らない。沖縄を除くそれ以外の地域(地域区分3~7)でおおむね13℃を下回らない。

・G3:すべての地域でおおむね15℃を下回らない。

 

ちなみに、断熱等級とG2の断熱性能は2倍も差があります。HEAT20の基準が厳しいのではなく、これまでの基準が緩すぎるのです。事実、G2でようやく諸外国の断熱性能と並ぶというデータがあります。

 

まとめ

断熱等性能等級を取得するためには対策が必要なので、費用がアップするのがデメリットです。その分、夏は涼しく、冬は暖かい住まいにできるので、快適さはグンと上がります。また、冷暖房効率がよくなるので、光熱費の削減につながるというメリットも。

今後、ますます夏や冬の気温が厳しくなると考えられます。快適な住まいを手に入れるためにも、断熱等性能等級について考えてみませんか。

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