新築住宅に浄水器は必要?浄水器の種類を選ぶポイント
最近の新築住宅のキッチンには、蛇口をひねるだけで美味しい水がでる浄水器を設置されることも増えています。しかし本当に必要な設備なのかよく分からない…とう方も多いですよね。そこで今回は、浄水器を設置するメリットや、選ぶポイントについてお伝えしていきます。
新築住宅に浄水器を設置するメリット
「子どもが生まれてミルクを作るから浄水器が欲しい」「安心安全なものを生活に取り入れたい」など浄水器を検討する理由はさまざま。では浄水器を設置すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
美味しい水が飲める
子育て世帯や健康を気にされている方には、手軽においしい水が飲めるのは嬉しいですよね。他にウォーターサーバーを設置する方法もありますが、設置場所やタンクの交換が必要です。
浄水器であれば蛇口に直接つけられ、重たいタンクの交換などもなく手軽に美味しい水を飲むことが出来ます。
水を買いに行く手間がない
飲料水に気を配る方や、水道水を飲むのに抵抗があるという方は、ペットボトル入りの水を買いに行くという方も多いのではないでしょうか。スーパーなどに水を汲みに行くという方もいらっしゃいますよね。
でも、水ってかなり重たい。子ども連れであれば、なおさら大変なお買い物です。ネットで注文する方法もありますが、飲みたい時にすぐに届くことはないですよね。
それに比べ浄水器は、水を買いに行く手間がありません。飲みたい時にすぐに飲めるという点がメリットではないでしょうか。
水を買うよりコストが安いことも
実は、水を購入するより浄水器を設置したほうが、コストが安いこともあるんです。
ミネラルウォーターは1リットル約50円、ウォーターサーバーは1リットル約120円。意外とコストがかかっていますよね。
その点、浄水器は1リットル約2~3円とコストが安め。飲み水だけでなく、お米を炊くときや麺類をゆでるときにも、きれいなお水を使えます。
新築住宅で導入できる浄水器の種類
浄水器と一言でいっても、実は種類はさまざまです。今回は新築住宅で導入できる「ビルトイン型、水栓一体型、据え置き型」の3つのタイプについて解説していきます。
ビルトイン型
シンク下にカートリッジを設置するタイプの浄水器。大容量のカートリッジで1度にたくさんの水をろ過でき、きれいな水をたっぷりと使えるのが魅力です。カートリッジも約1年程度と、長持ちします。
また、シンクの下部分にカートリッジを設置するので、キッチンをすっきりとみせられます。専門的な工事が必要なため、希望される方はなるべく新築時に取り付けるのがおすすめです。
水栓一体型
出典/Panasonic
ビルトイン浄水器よりもコストを抑えられるのが、水栓一体型。水栓金具に小型の浄水カートリッジが組み込まれている商品です。
ビルトイン型と同じように、キッチンはすっきり広々。新築時には浄水器付きの水栓を採用するだけ、後から取り付けたい場合も水栓を新しいものに丸ごと交換するだけと比較的簡単に設置できます。
ビルトイン型に比べると、ろ過能力が少し低いというデメリットはありますが、コストを抑えたい方にはおすすめ。カートリッジ交換は3~4ヶ月ごとに必要です。
据え置き型
出典/Panasonic
据え置き型は、本体をシンク脇や壁掛けなどで設置するタイプの浄水器です。蛇口からホースで浄水器本体まで水を通し、本体から水を出します。
据え置き型は、ビルトイン型のような大掛かりな工事が不要。家電量販店やインターネット等で購入して、ご自身で取り付けることもできます。またろ過能力も高く、カートリッジの交換スパンも長いのでメンテナンス面も手軽です。
デメリットは、他の浄水器に比べ大きく、設置場所が必要になること。浄水器が目につきやすく、おしゃれなキッチンを目指したい方には不向きかもしれません。
新築住宅に浄水器を設置するときの注意点
では実際に浄水器を設置するときの注意点をみていきましょう。便利な面だけでなく、注意点も見て、必要なのか検討してみてください。
フィルター交換をきちんと行う
浄水器はフィルターを使って、水道水をろ過、不純物などを取り除いています。使うごとに、浄水器の中には不純物がたまってきます。そのまま使い続けると、せっかく浄水器をつけているのに、きれいな水が出てこないという状況になりかねません。
きれいな水を使い続けるためには、定期的なフィルターやカートリッジの交換が必須。商品によって交換スパンは違いますが、時期がきたら必ず交換しましょう。
水にこだわりがないなら不要
「子ども達においしく安全な水を飲ませたい」と思う方がいる一方、水にはこだわりがない方もいらっしゃいますよね。「日本の水道水は安全だから、わざわざ水を買わなくても…」と思われている方も多いのでは?
住宅メーカーは、参考のひとつとして浄水器をはじめ、いろいろな設備を紹介してくれます。しかし、自分の家にとって必要のないものは採用しなくてもかまいません。本当に必要なものを設備として導入し、予算内で快適に暮らせる家にしていきましょう。
初期費用とランニングコストを考える
浄水器を取り付けるには、もちろん初期費用がかかります。低価格のものだと数千円~とリーズナブルですが、機能の高いものになると十数万円という場合も。
つけるからには高機能なものをという必要はありませんが、それなりに費用は必要です。また定期的なカートリッジ交換費用や、メンテナンス代などランニングコストがかかることも頭にいれて検討していきたいですね。
まとめ
あると便利な浄水器を選ぶポイントについてお伝えしました。各家庭のライフスタイルに合わせて、適した浄水器を選んでいきましょう。