徳島で新築住宅を建てるなら?徳島市の住みやすさ
徳島で新築住宅を建てるとき、迷うのがエリア選び。今回は「徳島市」の特徴や住みやすさ、おすすめエリアなどをご紹介します。
徳島市の基本情報・データ
徳島市は人口約26万人、世帯数約12万世帯(※)が住む、徳島県で最も人が多い場所。吉野川とその支流によってつくられた三角州にあり、政治、産業、経済などさまざまな面で中心的な存在です。県庁所在地なので、銀行やスーパー、チェーン店など一通りのものはそろっています。
※2015年度統計によると、総人口258,554人、世帯数115,015世帯
・持ち家と賃貸の割合
徳島市では、持ち家で暮らす方が約6割、賃貸派は約4割です。徳島県内の他の市町村では持ち家率8割前後のところが多いので、それに比べるとやや少なめです。しかし、日本全体の持ち家率も6割ほどと言われており、5割を切る地域もあります。徳島市は中核都市の割には、比較的持ち家を買われる方も多い地域といえるのではないでしょうか。
・犯罪発生率と治安
徳島市は中核都市にもかかわらず、殺人や誘拐といった凶悪犯罪がめったに起こらず、治安の良い街です。徳島駅の南側は飲み屋などがあるので、ファミリー世帯は避けて土地選びをされると良いかもしれません。住宅街となっているエリアであれば、どこも落ち着いた雰囲気があります。
徳島市の住みやすさ
徳島市は県内外へのアクセスの良さ、買い物など日常生活の便利さが特徴です。
・県内外へのアクセスが良い
徳島市は、徳島県の東端に位置しています。県内外をつなぐ主な道路が徳島市を中心に整備されているので、県内外へのアクセスは抜群。マイカーでの移動がメインで、一人一台の車をもっているという家庭も多いです。
電車はJRのみで、高松ー徳島線で1時間に2~6本程度、小松市・阿南市・県南部へ行く牟岐線は1日1~2本程度です。バス路線は市内全域をカバーしているので、路線図を見て確認されると良いでしょう。
・スーパーのほか百貨店などもある
スーパーマーケットやドラッグストア、コンビニなどたくさんあるので、普段の買い物は便利です。百貨店や駅ビルなどで買い物したい方や、飲食店をよく利用される方は、徳島駅周辺へのアクセスが良いところを選ばれると良いでしょう。
・医療機関が多く安心して暮らせる
徳島市には、徳島市民病院や徳島大学病院、県立中央病院、協立病院など、救急指定病院が数多くあって安心です。人口あたりの医療機関数も全国平均を上回っており、内科や小児科など受診するのにも困らないでしょう。
・子ども医療費助成は中学卒業まで
徳島市の子ども医療費助成は中学卒業までが対象です。所得制限はありません。全国的にみると、小学生までといった地域もあるので、恵まれた地域といえるでしょう。通院は3歳から、入院は6歳から、自己負担として1医療機関あたり月600円までの自己負担金がかかります。
・吉野川の南岸が特に便利
徳島市は、吉野川をはさんで南北に分かれています。マイカーで吉野川を渡るのには、特に通勤時間など渋滞するときには、時間がかかってしまうことも。市の中心である南岸に職場がある方が多いと思いますので、その場合は北より南に住居を構えると便利です。
・徳島駅の北~西がおすすめ
徳島駅を中心にして考えた時、南側はビジネス街や飲み屋街の色が強くなっています。そのため、徳島駅の北から西にかけてが、新築住宅を建てる場所としてよく選ばれるエリアです。また徳島県の北部でもやや東寄りは学校の多いエリアなので、教育を意識して住まい選びをされたい方にはおすすめです。
徳島市で人気のエリア
先述したとおり、徳島駅の北や西などのエリアが特に人気です。
前川・助任(すけとう)エリア
徳島駅より北側のエリアです。こちらも徳島駅や徳島大学がある築へのアクセスに優れています。徳島市内でも指折りの文教地区となっており、治安も大変良いと言われています。エリア内に鳴門教育大学附属幼稚園~中学校までがあるなど、教育に力を入れたいファミリーに人気です。
福島・末広エリア
徳島市内の東部、徳島駅から東に行ったエリアです。若い家族や転勤族が比較的多いと言われています。バスの便も良く、徳島駅や徳島大学までのアクセスにも優れています。買い物スポットとしては、イオンモール徳島や西松屋などがエリア内にあり、ファミリーには便利です。
田宮エリア
マイカーでの移動が多い方なら、田宮街道周辺もおすすめ。東西に走る田宮街道から、南北に走る国道11号線などへの接続が良いため、県内や県外へも行きやすい立地です。田宮街道には大型店舗が立ち並ぶ便利な環境で、そのまわりは住宅地となっています。
津田エリア
福島・末広より南のエリア。徳島駅までは車で15分程度と、中心部までも遠すぎないのがメリットです。イオンモール徳島へもすぐで、エリア内にもスーパーやコンビニ、医療機関などがあります。徳島市中心部のほか北の鳴門方面や、南の小松島方面へも行きやすいので、夫婦で勤務地がばらばらという方にもおすすめです。
大原エリア
津田よりさらに南のエリアです。住宅街となっており、落ち着いた雰囲気です。中心部から離れる分、土地の値段も少し下がるので、広い住まいが欲しい方にも良いでしょう。市内の南部や、小松島市、阿南市に行きやすいので、そのエリアにお勤めの方は便利です。
まとめ
徳島市内は、やはり県庁所在地として発展しており、利便性の高さが人気の秘密。しかし中心部は家賃や土地の価格も高いので、限られた予算でゆったりとした広さの家が建てたいなら、徳島市の北側の鳴門市・松茂町・北島町・藍住町などもおすすめです。