新築住宅を建てるなら、家族との大切な時間をたくさん共有するためにも、できるだけ家事の負担はなくしたいですよね。ファミリークローゼットをつくると、家事動線がコンパクトになるので、取り入れる家庭も増えています。そこで今回は、ファミリークローゼットのメリットや注意点を紹介します。

ファミリークローゼットとは？

参考画像／戸建てプラザ・リラクス「家事時間を家族時間にできる家」

ファミリークローゼットとは、「家族みんなで使うクローゼット」です。家族の衣類や雑貨をファミリークローゼットにまとめると、家族の動線がコンパクトになります。

ファミリークローゼットをつくるなら、家族の生活動線を具体的にイメージする必要があります。

 

参考画像／戸建てプラザ・リラクス「家事時間を家族時間にできる家」

例えばこちらの間取りは、キッチン、ファミリークローゼット、部屋干しやパウダーコーナーなどのユーティリティスペース、洗面脱衣室にお風呂まで、日々の生活動線がとてもスムーズです。

特に洗濯物を干す、取り込む、畳む、収納するの一連の流れがミニマム化され、家事の時短につながります。忙しい共働き世帯でも、家事の時間を最小限に抑え、家族との団らんは最大限に楽しめます。

 

新築住宅にファミリークローゼットをつくるメリット

ファミリークローゼットを活用した具体例を紹介しました。ファミリークローゼットは新築住宅のトレンドでとても人気です。最近はそこでファミリークローゼットをつくるメリットを3つお伝えします。

 

【メリット1】家事動線が短くなる

それぞれの暮らしやライフスタイルを意識した家事動線を想像し、ファミリークローゼットをうまく活用すれば、家事動線は短くなり、それだけ負担も軽くなります。例えば、脱衣洗面室の横にランドリールームとファミリークローゼットがあれば、洗濯はすべてここだけで完結します。天気に左右されないし、時短効果もかなりのもの。

 

【メリット2】朝の身支度がラクに

ファミリークローゼットをつくると回遊性のある動線ができるので、部屋を行ったり来たりする必要がなくなります。例えば、洗面脱衣室で顔を洗い歯磨きをしたら、そのままファミリークローゼットで着替えができます。

 

【メリット3】部屋が散らかりにくい

ファミリークローゼットは生活動線が短くなるので、部屋が散らかりにくくなり、掃除の回数も減ります。

帰宅後のコートやカバンをファミリークローゼット、脱いだ服はそのまま洗濯機にいれてお風呂に直行し、あがれば洗面脱衣室へ。

また子どもがいれば、日に何度も着替えることもありますが、1階にファミリークローゼットがあれば2階にあがることなくお風呂、着替えができます。家事も子育ても快適になりますね。

 

ファミリークローゼットの注意点&対策方法

時短につながるファミリークローゼットですが、注意点や対策方法もお伝えします。

【注意点1】ある程度の広さが必要

ファミリークローゼットは家族の衣類などを一括で収納できますが、そこで着替えたり衣類の出し入れでそれなりのスペースの確保が必要になります。

またファミリークローゼットが広すぎると、キッチンやリビングの広さは抑えた間取りになる可能性も。ウォークイン型よりウォークスルー型にして回遊性を出すなど、広さの確保よりも使いやすさを意識することで解消できます。

 

【注意点2】ライフスタイルの変化

ファミリークローゼットは今の使い勝手はもちろん、将来的な家族の成長も考える必要があります。

子どもが小さいうちは着替えがラクですが、思春期になれば家族と同じ収納を嫌がる場合もあります。子ども部屋にも収納スペースを設けるなどライフスタイルの変化に柔軟に対応しましょう。

まとめ

ファミリークローゼットがあれば、家事動線が短くなります。朝の支度がラクになったり、部屋がいつもキレイだったり、家族との時間も増えます。ただ、ある程度の広さが必要だったり注意点もあります。ライフスタイルの変化なども考慮して、家族みんなが使いやすいファミリークローゼットを実現させましょう。