徳島で新築住宅を購入するときの注意点
ほとんどの方が、家を建てるのははじめての経験。数千万円という人生で一番高い買い物ですから、失敗しないか不安ですよね。今回は、徳島で新築住宅を建てたいという方が知っておくべき、住宅ローン・土地・建物の注意点をまとめました。
新築住宅の住宅ローンに関する注意点
新築住宅を建てるとき、まず不安になるのが住宅ローンについて。住宅ローンの負担が重すぎると、食費や教育費、娯楽費などを削らなければならないことに・・・それではどんなに良い家が建ったとしても、豊かな生活とは言えませんよね。
無理なく支払える範囲で、損せずローンを組むためには、以下の2点に注意しましょう。
1.借りられる金額=返せる金額ではない
住宅ローンを組むとき、「年収に対してこのくらいまで住宅ローンが組めますよ」という「返済負担率」という考え方があります。
金融機関では返済負担率は30~35%くらいに設定されていますが、これはあくまでも「借りられる金額」。実際に「無理なく返せる金額」とは異なる点に注意です。家族の生活費や将来の教育費、老後の資金などしっかり検討した上で借入金額を決めましょう。
2.「金利が安い」だけで決めない
金利が安ければ、それだけ返済総額は抑えられます。しかし、どの銀行の住宅ローンを借りるか決めるとき、金利だけで考えるのはNG。金利が安くても、諸費用が高くて実際支払う金額が高いというケースもあります。保証料や事務手数料、繰り上げ返済の手数料などまで含めて比較しましょう。
>> 新築住宅の諸費用はいくら?建物以外にかかるお金を知ろう
新築住宅の土地に関する注意点
土地探しも新築住宅を建てるにあたって大切な要素です。「土地の広さが足りない」「この土地では理想の家が建てられない」・・・そんな土地を購入してしまっては、いくら建物にお金をかけても理想の家とは程遠い状態に。失敗しない土地探しの注意点を3つご紹介します。
3.理想の家が建てられる土地か?
いくら土地の面積が広くても、土地ギリギリまでいっぱいに家が建てられるわけではありません。建ぺい率や容積率などの制限で、家が建てられる面積というのは限られてきます。
「土地を買ったけれど、理想の家が建てられなかった!」ということがないよう、土地探しからはじめるのではなく、最初に住宅会社探しからはじめるのがおすすめです。理想の家が建てられる土地探しを手伝ってもらえます。
4.建て替えができない「再建築不可物件」
今家が建っている土地でも、一度更地にしてしまうと新しく家が建てられない「再建築不可物件」があります。近隣の同じ広さの土地よりも安いメリットはありますが、「家が古くなったから建て替えよう」「2世帯住宅に建て替えよう」と思ったときに建て替えができないので、注意が必要です。
5.道路や隣地との高低差
坂道が多い地域など、敷地と道路や隣地との間に高低差ができることがあります。高低差がある土地は価格が安めに設定されていますが、基礎を平らにする「造成」や、崩れないようにする「擁壁」などの費用がかかります。土地だけの価格で決めず、基礎の工事費用まで込みで考えましょう。
新築住宅の建物に関する注意点
では最後に、建物に関する注意点です。以下の2つを抑えておくと、「予算オーバーしてしまった!」「思ったような家が建たなかった」という失敗がありません。
6.標準仕様とオプションの内容を確認
新築住宅をつくっているメーカーに行くと、「ここまでは標準仕様で、ここからはオプションとして追加料金になります」という話を聞くことがあります。
坪単価が高い住宅ではハイグレードな設備が標準装備だったり、自然素材を推しているメーカーでは無垢の床材が標準装備だったりすることも。最低限の設備や内装だけが標準仕様になっていて、オプションをつけるとぐっと価格が上がるメーカーもあるのです。
オプションの価格次第では予算オーバーにつながりかねないので、どこまでが標準装備かしっかり確認しておきましょう。
>> 徳島の坪単価の平均は?新築住宅メーカー・工務店ごとの比較も
7.建物は工務店選びが重要
どのような住宅が建つかは、どこの工務店を選ぶかにかかっているといっても過言ではありません。同じような要望を出しても、A社とB社では最終的に建つ建物がまったく違うからです。
大手メーカーでは、独自の工法やトレンド感のある住宅をつくっている会社が多いです。しかしモデルハウスやテレビCMなど宣伝広告費に大きな費用を割いているため、料金は比較的高め。
地元密着の工務店は、大手のような知名度はないものの、その土地に合わせた住宅を比較的安めの価格で提供しています。
まとめ
家を建てるなら、まずは土地探しよりも工務店探しが先決。工務店によって、自然素材にこだわっていたり、余計な費用をかけずにローコストで建てていたりと、強みはさまざま。
まずは地域内で建てられる工務店を複数社ピックアップし、実際にモデルハウスを見に行ったり面談をしてみたりするのがおすすめです。