新築住宅を建てる値段は？いくらあればどんな一戸建てが建つの？
一戸建ての購入を検討しはじめたとき、まず気になるのが家の値段ではないでしょうか。今回は、予算ごとにどんな家が建てられるのか、値段について見ていきたいと思います。
新築住宅を建てる値段は？内訳と平均を知ろう
一口に「新築住宅の値段」といっても、そのなかには「土地・建物・諸費用」という３つの要素があることを知っておかなければなりません。それぞれの全国・徳島県での平均金額を見ていきましょう。
土地の値段
土地を購入して注文住宅・規格住宅を建てる方は、土地の購入費用が必要です。フラット35利用者調査（2018年）によると、土地取得費の平均は以下の通りです。
【土地＋注文住宅の土地取得費の平均】
・全国・・・1,335.1万円
・徳島県・・・887.7万円
都市部は値段も高くなりますが、地方になるとぐっと安くなります。
建物の値段
一戸建て本体を建てるのにかかるお金です。基礎工事・外装工事・住宅設備・内装工事など、さまざまな費用が含まれます。どこの住宅会社に頼むかによって値段は大きく変わりますが、平均額は以下のようになっています。
【土地＋注文住宅の建設費の平均】
・全国・・・2,777.5万円
・徳島県・・・2,804.3万円
【建売住宅の平均購入価額】
・全国・・・3,442.1万円
・徳島県・・・2,391.0万円
つまり、徳島県なら「土地約900万円、注文住宅約2,800万円、トータル約3,700万円」が平均。全国平均は約4,100万円なので、それに比べると大分安くはなっていますね。建売住宅は、注文住宅よりは安めです。
諸費用
ここまで土地代と建物代を見てきましたが、はじめて家を買われる方があまり知らないのはこの「諸費用」です。家を購入するときには、住宅ローンの手数料や、登記関係の費用、不動産取得税など、さまざまな費用がかかります。
新築注文住宅の諸費用は「土地・建物の総額のおよそ1割」といわれています。例えばさきほどの徳島県の注文住宅の平均は約3,700万円だったので、この約1割だと370万円前後かかる計算です。意外と大きな金額になるので、事前に予算に組み込んでおきましょう。
>> 詳しくは「新築住宅の諸費用はいくら？建物以外にかかるお金を知ろう」の記事をどうぞ
新築住宅を建てる値段はもっと安くできる
先ほど、徳島県の例で「土地約900万円、注文住宅約2,800万円、トータル約3,700万円」と書きましたが、この値段を見てどう思われましたか？「意外と高いな。自分には家を買うのは難しいのかな。」と思われた方も多いのではないでしょうか。
しかし、安心してください。これはあくまでも平均値。例えばAさんは2,600万円、Bさんは4,800万円で家を買ったとすると、この平均は3,700万円になるのです。
土地の値段は立地や広さである程度決まりますが、建築費はどこの住宅会社で建てるかによって、大きな差がでてきます。業者によっては1,000万円台で建つ家もあるんですよ。
いくらあればどんな一戸建てが建つの？
安く家を建てられるのは嬉しいけれど、「品質は大丈夫？」と不安にもなりますよね。値段によってどんな新築住宅が建てられるのか、予算ごとの傾向を見ていきましょう。
建築費1,000万円台の家
1,000万円台というと、相場よりかなり低めの設定です。「ローコスト住宅」などとも呼ばれ、いろいろな工務店から出ています。相場より安い理由は、無駄を徹底的に省いているから。例えば以下のような工夫がされています。
・建物の形状をシンプル化
・キッチンや浴室のグレードは低め
・内装は量産品のビニールクロスが中心
・決められた間取りや内装から選んで建てる
この価格帯の家はだいたいプランが決められており、施工日数も短めです。同じような家をたくさん建てることで、材料・設備を大量仕入れできるためコストダウン。大工さんも効率良く作業できて、人件費もカットできるわけです。
使っている材料は安価なものが多いですが、もちろん建築基準法はクリアしているので、安全性や構造などには問題ありません。シンプルな内装だからこそ、家具やファブリックの合わせ方次第でいろんなテイストのインテリアにできるでしょう。ただし、「好きな間取りや内装にしたい」「最新機能のついたキッチンがいい」「無垢のフローリングや漆喰など使いたい」といった方にはむいていません。
徳島県であれば、「戸建てプラザ」「秀光ビルド」「いえとち本舗」がこのくらいの価格帯の家をつくっておりおすすめです。
>> 『戸建プラザ』の評判・口コミ！徳島の新築住宅メーカー比較
>> 『秀光ビルド』の評判・口コミ！徳島の新築住宅メーカー比較
>> 『いえとち本舗』の評判・口コミ！徳島の新築住宅メーカー比較
建築費2,000万円の家
2,000万円台になると、内装や設備のグレードはあげることができます。例えば、1,000万円台の家では難しかった、次のようなことが叶うかもしれません。
・床に無垢材を使う
・外壁を少しグレードの高いものに
・最新機能のついたキッチンや浴室
・設計士と打ち合わせを重ねながら間取りを決める
ただし、1,000万円台の家に比べて予算に余裕があるからと、あれもこれも叶えようとすると予算オーバーしてしまいます。ハイグレードのキッチンにするなら、内装は量産品のクロスにする・・・など、予算にメリハリを付ける必要があるでしょう。
「タマホーム」の家はローコストと呼ばれていますが、2,000万円前後になることが多いようです。
>> 『タマホーム』の評判・口コミ！徳島の新築住宅メーカー比較
建築費3,000万円台の家
3,000万円台までお金を出せば、大抵の方が自分の希望に沿った一戸建てが建てられるでしょう。素材にこだわったり、床暖房やハイグレード設備を導入したり、自分たちの希望をある程度叶えることができます。
ローコスト住宅は、正方形や長方形などシンプルな形の家が中心なので、変形地・狭小地・高低差のある土地にはマッチしないことも多いもの。しかし3,000万円くらい出せば、土地の形をうまく活用した設計も可能です。そういった土地は値段が安いので、安い土地を買って建築費にお金をたくさんかけるのもありですね。
徳島では、「はなおか」など自由設計の工務店なら、価格は高くてもさまざまなこだわりが叶えられるでしょう。
>> 『はなおか』の評判・口コミ！徳島の新築住宅メーカー比較
まとめ
同じ注文住宅でも、依頼する住宅会社によって大きく値段が変わります。高すぎる家を建てると、「家は立派でも、住宅ローンの返済で生活は苦しい」という残念な結果になるので、あまり無理しすぎない価格帯の家を建てたいですね。
